英語ゼロでアメリカに引っ越した私が英語を勉強した方法
こんにちは!🌞レッドウッド講師の榎元麗です。
実は私、小学5年生の10歳から中学校一年生の終わりまで、アメリカに住んでいました。
普通に呑気に日本で生活してきた私は英語ゼロで、全く話せない状態でアメリカに渡ったのですが、今日はそんな私がどのようにして英語を習得していったのかを話していこうと思います。
ぜひ、これから海外駐在の予定のある方、今英語を学んでいる方、もちろん日本でずっと生活していて英語を勉強されている方の参考になればいいなと思います!
Table of Contents
小学校5年生までの私の英語のレベル
早速話を始めていこうと思うのですが、まずはアメリカに渡る前の私のほぼゼロの英語の紹介をしていきます。
日本の公立学校での英語の勉強
今ではだいぶ変わってきているのですが、私が小学生だったころは、学校での英語の授業はたまにネイティブの先生がやってきて、科目名(Math, Art)やフルーツ、簡単な感情表現(happy,sad)を教えてもらう程度でした。
あ、あとは 🎶Hello Hello Hello How are you? I’m fine, I’m fine, I hope you are too🎵なんて歌を歌った記憶があります。
小学校の授業ではこのような簡単な単語を学ぶ程度で、楽しくゲームなどを通じてやっていたので、私は英語がすごく得意なんだという謎の自信を持っていました笑
家での英語の勉強
実は、家でも簡単な英語の勉強はしていました。
母が画用紙に英語のよく使われるフレーズを書いていき、その練習をよく妹としていました。
今考えると、それはとても役に立ったと思います。
例えば、
母:「手伝ってって何て言うの?」
私たち:「Help me」
母:「じゃあ丁寧に言うと?」
私たち「Would you please help me?」
のように、何度も練習して、フレーズをいくつか暗記していきました。
アメリカに引っ越してから
アメリカに引っ越すまでは、周りの大人に「アメリカ行っちゃえばすぐに英語喋れるようになるよ!」なんて言われたもので、能天気な10歳はとくに心配もせずアメリカに引っ越しました。
ところが大変。小学校最初の日にその考えは甘かったと実感させられました。
まず教室に行って先生に初めて会い、名前を聞かれました。
なので私は「I’m レイ」と返したのですが、先生はなかなか私の名前を聞き取れず、困った顔をされてしまいました。
この先生の反応も無理はありません。なぜなら私の英語はとってもカタカナ英語だったからです!
もちろん先生も名簿で私の名前をみて、ああ、Reiっていう子が入るのね、とは知っていたはずです。
けれども、日本語のように「レイ」というと、まるで「I’m Lei」と言っているように聞こえるんです。
ちなみに「Lei」だと、ハワイでもらう花でできたネックレスのことを指す言葉になってしまうのです😣🌺
こんな感じで私が知っている英語でも、全く伝わらないなんてことが多々ありました。
英語ゼロゼロだった私はリスニング力も壊滅的でしたので、少なくても最初の4、5ヶ月は授業中なんてただひたすら先生の言うことを聞き流している状態。笑
でもそれよりも何がきつかったかって、毎日出される宿題ですよ!😭
最初の一年は毎日お母さんに手伝ってもらいながらやってました。
毎日号泣しながら笑 何もわからない自分が不甲斐なくて、しかたがなかったですね笑
でもこれは私だけではなく、第二言語を英語とするみんなが通る道というのは聞いていたので、私だけじゃないんだ!というのは励みにはなっていました。
でももう科学の宿題が出て日なんて絶望でした。
まだ日本語でもやっていない原子の話なんかが出てきて、全然理解することができませんでした。
時には他の子は30分で終わるであろう宿題を、お父さんと一緒に23時までやったことだってありました。
アメリカで実践して効果的だった英語勉強法
絵本を読む
私の引っ越した場所はカリフォルニアのサンフラシスコ郊外の町だったのですが、シリコンバレーと呼ばれる企業の集まっている地域ということもあり、駐在している日本人の人もたくさんいました。
なので小学校の他の日本人の子に、英語をどのように勉強したかを聞いてみると、絵本を読むことをおすすめされ、いくつか本を貸してくれました。
今でも、最初に読んだ絵本のことははっきりと覚えています。
その名も!“Itchy, Itchy Chicken Pox”
なんと、水ぼうそうのお話です笑
けど絵本の何が良いかというと、
- 絵とつなぎ合わせながら英語を学ぶことができること
例えばこの本。表紙の男の子が全身を掻いていますよね!そして、タイトルのitchy, itchyとはまさに「かゆい、かゆい」という意味です! - 絵本の絵はとてもわかりやすく、インパクトが残りやすいので、ただひたすら英語の単語に日本語を当てはめていくよりも断然身に付きやすいです!
- レベルが低めの時には、出てくる単語の種類が少ない上に何度かパターンで繰り返してくれることが多いので、訳さなくても絵から内容を掴むことができる
- インタラクティブに読むことで、お話をより深く理解できる
また、この絵本の表紙にScholastic reader Level 1と書いてあるのですが、Scholasticとはアメリカの大手出版社で、主に児童書や教材を提供しています。
そしてReader level 1というのは、現地のネイティブの子達の3歳から6歳レベルだそうです。
だからこそ、英語がゼロゼロだった私でも理解でき、かつサクサクと読むことができました。
もちろんこの絵本以外にもたくさんのお話や種類があるので、ぜひ読んでみてくださいね!
だんだんと英語がわかるようになったころには、一週間に一回は図書館に行って、”Magic Tree House”シリーズと絵本を借りて読むようにしていました。
本を読む時にはできるだけ音読をするようにして、発音練習も兼ねていました。
人の口の動きを観察する
私は小さい頃からフォニックスをやってきたわけではなかったので、発音はもろカタカナ発音でした。
でもやはり周りの人が話している英語と私が話している英語では全然聞こえ方が違いました。
そこで、周りの人たちの口元をよく見てみたんです。
そしたら、Thirstyって言う時には舌を噛んでるなとか、気持ちがこもっている時には、息をこうやって出してるな、なんてなんとなくですけど、感じるようになってきたんです。
観察するって言うとすごいじっと見ているみたいなので、人を前にしてはあまりできないかも知れませんが、例えば好きなアーティストの歌っている動画、好きなドラマのセリフなどならじっくり何度でも見ることができますよね??
私と妹はディズニーチャンネルやニコロデオンなどを見ていて、その中の気に入ったセリフを一緒に言ってみたり、好きな洋楽を何度も聞いて、一緒に歌ったりしていました。
これも一種のオーバーラッピングですよね。
正直なんて言っているかは全然わかっていないこともありました。けど、聞こえた音をそのまま口から出してみることが、日本語にはない筋肉の動作を練習して覚えることには繋がっていたのではないかな?と思います。
けれど、もしフォニックスを学ぶことができるのであれば、まずはそこから練習していくことをおすすめします!!!
フォニックスについて以前に書いたブログもあるので、ぜひチェックしてみてください!
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フレーズや単語の意味を想像してみる
これはどういう意味かというと、わからない単語やフレーズが出てきた時に、辞書を使わずに、自分で「こういう意味だろう」と推測することです。
なぜかって?
単純にそんな時間がないからです!笑
例えばお友達と話している時。知らない単語、たくさん出てきます。
けれど辞書を取りに行って調べている暇はありません。
なぜなら会話は卓球のようにぽんぽん打ち合わないと成立しないからです。
ではどうするか?
その時に置かれている状況や身振りそぶり、前後の内容から、意味を推測するのです!
つまり、いちいち日本語に訳さない!
会話でなくてもこれは成立します。
例えば私はアメリカの小学校から毎日算数の宿題が出ていたのですが、その問題文はとってもシンプルでした。
For example:
- Solve
1) 3 + 5 = - Explain
______________________
______________________
______________________
のような感じだったとしましょう。
もちろん当時の私はSolveやExplainなんて単語は知りません。
けど、なんとなくで意味はわかったんです。
だってSolveのすぐ次には計算文が書いてあったので、「あっこの問題を解いてってことか」
Explainのあとには文章の記入欄があったので、「あっなんか文章で書いて欲しいんだな」という感じで辞書を引いて正しい日本語を知らなくても、単語や周りのものの配置の仕方で単語を理解することができました。
これは、英語ゼロゼロさんではなくても、例えば英検のリーディングをしていてわからない単語が出てきた際にも、前後の文脈を理解することで推測できるなど、かなり実用的なテクニックだと思います!
最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました☺️
今回は、私が英語を全く話せない状態から、アメリカで普通に学校に通えるくらいのレベルに話せるようになった方法をいくつか紹介してみました!
少しでも皆様の英語学習の参考やきっかけになれば幸いです!
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